はじめに
HGUC 190 ガンキャノンに引き続き、REVIVE(リヴァイヴ)されたファーストガンダム主役機「HGUC 191 ガンダム-REVIVE 1/144スケールキット」のガンプラ素組みレビューです。
HG(ハイグレード)ブランドのファーストガンダムと言ってもけっこう歴史があるもので、1990年3月発売のHG ガンダム(既に絶版)に始まり、2001年5月発売のHGUC 021 ガンダム、2004年10月発売のHGUC 050 Gアーマー付属のガンダム(若干のマイナーチェンジが施されています)、2009年7月発売のHG ガンダム Ver.G 30th(ガンダム30周年記念モデル)、そして2015年7月発売のHGUC 191 ガンダム-REVIVEへと繋がります。
そしてそのすべてを買ったという方も多いのではないでしょうか。もちろん私も‥(^^;
ガンダムは主役機であると同時に、ガンプラで最もベーシックな人型フォルムのため、発売当時の技術の粋を集めたモデルになっており、いずれも見どころの多いキットばかりです。
今回も旧HGUCと比較しながら、じっくりと見ていきたいと思います。
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機体データ
- 型式番号:RX-78-2
- 頭頂高:18.0m
- 本体重量:43.4t
- 全備重量:60.0t
- ジェネレータ出力:1380kw
- スラスター総推力:55500kg
- センサー有効半径:5700m
- 装甲材質:ルナ・チタニウム合金
地球連邦軍が「V作戦」において、対MS戦を想定して開発した白兵戦用の試作MS。
RX-77-2 ガンキャノンやRX-75 ガンタンクが重火器を固定武装しているのに対し、RX-78-2 ガンダムは兵装をオプション化し、人型MSの汎用性を最大限に生かした万能機であることが特徴。
ビーム・ライフルやビーム・サーベルによる攻撃力とルナ・チタニウム合金製の装甲による防御力によって、極めて高度な戦闘力を発揮。
さらにRXシリーズに共通するコア・ブロック・システムや高出力ジェネレーターなどの採用によって高い総合性能を有する万能MSとして完成した。
本機は、その性能と戦果によって一年戦争における「最強のMS」の称号を得るに至る。
主な装備(旧HGUCと比較)
ビーム・ライフル、ハイパー・バズーカ、シールド、サーベル刃×2、右銃持ち手、左右平手のほか、ハイパー・バズーカを腰に装着するためのパーツが付属。
ここからはHGUC 050 Gアーマー付属のガンダム(以降、旧HGUC)と比較しながら。
全体的にスマートになり、頭部も小顔化。成形色も旧HGUCは純白ですが、リヴァイヴ版はややグリーンがかった白になっています。
ビーム・ライフルは旧HGUCに比べてやや大型化。
※個体差かもしれませんが手首のボールジョイントがヘたりやすく、大型化して若干重くなった武器を支えきれない場合があります。手首のボールジョイントを少し太らせてあげるといいかもしれません。
先端のディティールが立体的になっているほか、スコープも黄色で色分け。
ライフルの厚みも増しています。
ハイパー・バズーカもやや大型化。砲身も太くなっています。
新旧共に腰部に装着可能。
リヴァイヴ版はグリップが可動し、より構えやすくなっています。
一方、旧HGUCは弾倉の上のフック(?)が可動しますが、リヴァイヴ版は固定。
新旧共にクリアピンクのビーム・サーベル刃が2本ずつ付属しますが、リヴァイヴ版の方が長くなっています。
バックパックのサーベル・ラックは、旧HGUCのみGアーマーへの合体のため垂直に立てることが可能に。
リヴァイヴ版は斜めで固定。
シールドは新旧とも背中に装着可能。
リヴァイヴ版の方がやや長くなっています。
旧HGUCのシールドはグリップが固定され飾り同然ですが、リヴァイヴ版はグリップが可動し、しっかり握ることが可能に。
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各部ディティール(旧HGUCと比較)
頭部は一回り小顔化されましたが、頭頂高はほぼ同じ。
リヴァイヴ版の方がやや表情が柔らかくなっているように感じます。
頭部側面にはどちらも合わせ目が残ります。
個体差かもしれませんが、リヴァイヴ版はV字アンテナ中央の赤いパーツがポロポロ取れやすいです。
失くしそうなので接着したほうが良いかもしれません。
バックパックのディティールはどちらもあっさり目ですが、スラスターのノズルはやや大型化。
どちらも色分けは優秀ですが、リヴァイヴ版はかなり細くなっているのが分かります。
腕の合わせ目もリヴァイヴ版の方が目立ちません。
リヴァイヴ版のV字マークはシールで再現。
脚部もずいぶんと細くなっていますね。
リヴァイヴ版は正面の合わせ目をうまく消していますが、後面には合わせ目が残ります。
リヴァイヴ版の足裏には肉抜きがあります。
サイズの違いにも驚かされますね。
可動ギミック(旧HGUCと比較)
首、肩、肘、股関節など、どの関節もリヴァイヴ版が圧倒。
膝関節の可動も大幅に拡大しています。
リヴァイヴ版は腹部関節が追加され、前屈姿勢が可能に。
肩関節のスイング機構は、旧HGUCも健闘しています。
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他キットとの比較
ガンキャノン、ガンタンクと比較
HGUC 190 ガンキャノン及び、HGUC 007 ガンタンクとの比較
同時期にリヴァイヴされたガンキャノンとはプロポーションのバランスが揃えられています。
ガンタンクはかなり古いキットですが、もともと人型ではないからか並べてもあまり違和感はありません。
ジムと比較
HGUC 020 ジムとの比較。
頭部の大きさやプロポーションに大きな違いがあり、並べるとやや違和感を感じます。
ジムもガンダムに合わせてリヴァイヴしてほしいところ。
ザクⅡと比較
HGUC 040 ザクⅡとの比較。
こちらも頭部の大きさやプロポーションに大きな違いがあります。
しかし公国軍のMSはガンダムとは成り立ちが全く異なるため、これはこれで良いかもしれません。
Gファイターと比較
せっかくなのでHGUC 050 Gアーマー付属のGファイターとも並べてみました。
とても絵になりますが、Gアーマーへの合体はできません。
ポージングギャラリー
おわりに
ガンキャノン同様に小顔化され細身になったプロポーションは好みが分かれそうですが、圧倒的に進化した可動は大きな魅力。
主役機らしくバンバンポーズが決まります。
何よりもこれだけ進化しながら、税別価格1000円というのは実に親切ですね!
他のリヴァイヴキットは多少なりとも値上がりしているので、お値段据え置きなのは嬉しい限りです。

ガンプラ HGUC 191 機動戦士ガンダム RX-78-2ガンダム 1/144スケール 色分け済みプラモデル
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