はじめに
ファーストガンダムほどではありませんが、HGで幾度もキット化された歴史を持つRX-178 ガンダムMk-Ⅱ。
その最新キットである「HGUC 193 ガンダムMk-Ⅱ(エゥーゴ仕様)-REVIVE 1/144スケールキット」のガンプラ素組みレビューです。
「機動戦士Zガンダム」の前半主役機として名高く、当然人気はあるのですが、旧HGUCはGディフェンサーとのセットか、フライングアーマーとのセット販売のみでした。
意外にもエゥーゴカラーのガンダムMk-Ⅱは、これが初の単品HGUCキット化なんですね(限定販売品を除く)。
ガンダムMk-Ⅱは後半主役機のZガンダムと違って変形機構を持ちませんが、多数のオプション(Gディフェンサー、フライングアーマー、メガライダー等)装備によって、多彩な姿を見せる機体です。
今回は旧HGUCとの比較はもちろん、気になるGディフェンサーとの合体(スーパーガンダム)も含め、リヴァイヴされた雄姿をじっくりと見ていきたいと思います!
- はじめに
- 機体データ
- 主な装備(旧HGUCとの比較)
- 各部ディティール(旧HGUCとの比較)
- 可動ギミック(旧HGUCとの比較)
- スーパーガンダム(Mk-Ⅱディフェンサー)
- 他キットとの比較
- ポージングギャラリー
- おわりに
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機体データ
- 型式番号:RX-178
- 全高:18.9m
- 頭頂高:18.5m
- 本体重量:33.4t
- 全備重量:54.1t
- ジェネレータ出力:1930kw
- スラスター総推力:81200kg
- センサー有効半径:11300m
- 装甲材質:チタン合金セラミック複合材
ティターンズによって、専用の次期主力機としてグリプス1で独自に開発を進められていたMS。
一年戦争の名機RX-78 ガンダムをベースとして設計されており、非常に高いポテンシャルを持った機体となっている。
本格的なムーバブルフレームを初めて採用したことで、高い運動性能を獲得。
汎用型ではあるが、ティターンズ専用機として開発されたため、コロニー内戦闘を重視した設計となっている。
そのためバーニアの性能が高く、それまでのMSと比べ、大気中や重力下でも高い機動性を発揮することが可能。
一方、装甲に旧世代の素材(チタン合金セラミック複合材)を使用しているなどの欠点も抱えている。
試作機が3機建造されたが、エゥーゴの活動により、最終的に3機とも奪取されるという結果に終わっている。
主な装備(旧HGUCとの比較)
ビーム・ライフル、ハイパー・バズーカ、バルカン・ポッド、ビーム・サーベル刃×2、シールド及び、シールドを腕に装着するパーツが2種類付属。
なお、平手や銃持ち手は付属しません。
標準の握り拳に武器も持たせるタイプです。
ここからはHGUC 053 ガンダムMk-Ⅱ+フライングアーマー付属のガンダムMk-Ⅱ(以降、旧HGUC)と比較しながら。
ファーストガンダムほどではありませんが、リヴァイヴ版は若干小顔化され、肉付きもややスマートに。
しかし、パッと見の色分けは旧HGUCも優秀ですね。
シールドの伸縮機構は、新旧共に差し替えで再現されています。
両脇のイエローはホイルシール。
新旧とも、前腕部の側面と後面、2種類の取り付け方が選べますが…
旧HGUCは1つのジョイントパーツで賄っていたのに対し、リヴァイヴ版は2種類のジョイントパーツを使い分けるので、見栄えは良くなっています。
旧HGUCは右手首と一体成型ですが、リヴァイヴ版はクリアピンクのサーベル刃が2本付属。
大幅に見栄えが良くなった部分です。
ビーム・サーベルのグリップ部分は、新旧共にバックパックのサーベルラックに脱着可能。
バルカン・ポッドは若干スリムに。
グリーンのセンサーはシールで再現。
ハイパー・バズーカは若干長くなり、砲口もやや広がっています。
新旧とも、腰部背面へマウント可能です。
ビーム・ライフルは先端部分の造形が立体的になり、グリーンのセンサーもシールで再現。
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各部ディティール(旧HGUCとの比較)
旧HGUCはかつてのMGに近い釣り目でしたが、リヴァイヴ版は幾分柔らかい表情に。
頭頂部の合わせ目も、リヴァイヴ版では無くなりました。
しかし側面から見てみると、リヴァイヴ版は合わせ目が残っています。
バックパックとサーベルラックを結ぶチューブは、旧HGUCの方が布製チューブを使っているだけあり質感が高いです。
新旧とも、色分けは優秀。
旧HGUCは前腕部の合わせ目が気になります。
リヴァイヴ版は胸部両端のセンサーも、グリーンのシールで再現。
旧HGUCは合わせ目が気になりますが、リヴァイヴ版のパーツ構成は見事です。
リヴァイヴ版は脛部分が長くなり足首も小型化したことで、足が長くなったように見えます。
肩アーマーも合わせ目が目立たないパーツ構成に。
足裏には、どちらも肉抜きがあります。
サイズも小さくなっていますね。
可動ギミック(旧HGUCとの比較)
首、肘、股関節など、リヴァイヴ版の可動範囲が圧倒しています。
リヴァイヴ版は腹部関節が追加され、前屈姿勢が可能に。
旧HGUCは腰の回転はできますが、ひねることはできません。
膝関節はリヴァイヴ版の方が曲がりますが、つま先の可動は旧HGUCのみ。
旧HGUCは布製チューブを使用しているだけあり、サーベルラックを自由に動かせます。
スーパーガンダム(Mk-Ⅱディフェンサー)
HGUC 035 スーパーガンダム付属のGディフェンサーを使って、スーパーガンダム(Mk-Ⅱディフェンサー)形態への合体を試してみましょう。
バックパック中央部の小さなパーツを外すと…
ガンダムMk-Ⅱ恒例(?)、謎の穴(笑)が出現。
そこへGディフェンサーを変形させたGパーツを装着。
あっさりとスーパーガンダムへの合体が実現。
ただ、個体差かもしれませんが足首の関節がヘたりやすく、スーパーガンダム状態での自立はやや不安定です。
アクションベースなどを使ってのディスプレイをおススメします。
鬼門はこのロング・ライフル。
グリップが大きすぎて、リヴァイヴ版のガンダムMk-Ⅱの手首には持たせられません。
そこで…
ハイパー・バズーカのグリップパーツを画像のように切り欠き、ロング・ライフルに脱着できるようにしてみました。
これで完璧なスーパーガンダムが完成。
もちろんGフライヤー(高速巡航形態)も再現可能。
ただ、リヴァイヴ版はつま先の可動がオミットされているので、Gフライヤー形態は旧HGUCの方が見栄えが良いかもしれません。
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他キットとの比較
ティターンズ仕様と比較
HGUC 194 ガンダムMk-Ⅱ(ティターンズ仕様)との比較。
成形色違いなだけですが、印象はずいぶんと変わります。
Zガンダムと比較
HGUC 203 Zガンダムとの比較。
全体のスタイルはずいぶんと違いますし、頭頂高もZガンダムの方がやや高めです。
百式と比較
HGUC 200 百式との比較。
劇中前半でよく見られたツーショットだけあり、絵になります。
百式の方がかなりスリムなので背が高そうに見えますが、頭頂高はほぼ同じです。
リック・ディアスと比較
HGUC 033 リック・ディアス(クワトロ・バジーナ カラー)との比較。
百式に次いで劇中でも多く見られたツーショット。
ボリューム感はずいぶん違いますが、頭頂高はほぼ同じです。
ネモ、ジムⅡと比較
HGUC 150 ネモ及び、HGUC ジムⅡ エゥーゴカラー(プレミアムバンダイ限定)との比較。
エゥーゴ陣営の量産機と揃えても絵になります。
パラスアテネと比較
HGUC 060 パラス・アテネとの比較。
まるで大人と子供ほどの違いですね。
エマさん、よくこんなのと戦えたな…
ポージングギャラリー
おわりに
可動ギミックの進化が目覚ましく、主役機らしくばっちりポーズを決めることができます。
また、ファーストガンダムやガンキャノンほど極端に小顔化しておらず、万人に受け入れられやすいスタイルも魅力です。
現在では百式やZガンダムもリヴァイヴ化されているので、エゥーゴ陣営の僚機と揃えるもよし、ティターンズ陣営の敵機と対決させるもよし、色々な楽しみ方ができるガンプラです。

HGUC 193 機動戦士Zガンダム ガンダムMk-II (エゥーゴ仕様) 1/144スケール 色分け済みプラモデル
- 出版社/メーカー: BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
- 発売日: 2015/11/28
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